2004年アニメ総評
今まではゲームとかだったんですが、今年全然ゲームやってない代わりにアニメはいっぱい見てたので、これの大賞決めをやろうかと思います。ルールはいつも通り。ただ、アニメなのでちょっと加えて:
というところで、いってみよう。
優秀賞
- 十兵衛ちゃん2 〜シベリア柳生の逆襲〜
- 演出的にはさすが大地監督。結末は賛否両論あるかと思いますが、これはこれでありでしょう。
- R.O.D -THE TV-
- フジテレビ721に加入することになった要因。地上波で完結させてれば大賞もあり得たね。フジの編成のちょんぼと言えます。
- 愛してるぜベイベ★★
- 何げに良作。見てない人はtvkの再放送で是非チェックを。
- 鉄人28号
- 展開が熱すぎた。さすが今川作品。
- 銀河鉄道物語
- これもあんまり知られてない良作。ホントにいいので、是非DVD借りてみてみてください。
- 美鳥の日々
- 原作との絡めかたも評判が良かった。スーパー中原麻衣タイムの中核をなす作品でした。
- 蒼穹のファフナー
- 最初はどうなることかと思ったけど、現場情報で我慢したかいがありました。ただ、大賞はあげられないなあ。
- ニニンがシノブ伝
- ユーフォーテーブルよくやった! OPの黒シノブとか出すつもりだったのかどうかわからんけど、まあまとまってたので良。
- 魔法少女リリカルなのは
- 全13話で一つのお話をきれいにまとめた良作。破壊と火力の魔法少女というコンセプトも古いようで新しい。
- 雲のむこう、約束の場所
- 新海節炸裂。青いからこそいいんですよ、これは。ただ、「世界はこんなにも美しい」というだけの映画でもあるけど。そこがいいといえばそうなんだけど……。
優秀賞作品が多いのは、全体の本数が多かったからでしょうね。
特別賞
- m.o.e.変身3部作
- その馬鹿馬鹿しいコンセプトは良かった。
- ギャラクシーエンジェル 第4シリーズ
- まあこいつは定番物なので、優秀賞というほどではないですな。闇鍋CD出したのに敬意を表して。
- 神無月の巫女
- 決して褒められたできではないし、やりたいことが多すぎて手一杯になってる感はあるんだけど、意気込みは評価したい。
- To Heart 〜Remember my memories〜
- 最初作画的にどうかとか、声優が役忘れてるとかあったけど、後半人間ドラマで見せてくれました。これで絵が千羽さんだったら。まあ、でもこれはこれであり。良くできたTo Heartの二次創作でした。
たまねぎ賞
- 下級生2 〜瞳の中の少女たち〜
- 作画的にはたいしたことないんだけど、シナリオがダメすぎる。ヤシガニと違った意味で、これを越える作品はあと10年はでないでしょう。というか出るな。
- MADLAX
- 「オサレ演出」は真下監督の十八番なんだけど、それが悪い方に働いた一作。.hack//SIGNとかは嫌いじゃないので、残念。
- DearS
- わしがPEACH PIT作品と合ってないことを教えてくれた作品。ジゴロウじゃないけど1話1怒りですよ。なんでも中原麻衣と清水愛の音がすればいいってものではないです。
- W〜ウィッシュ〜
- あまりにも安易なセカイ系。清水愛の音がすればいいと思ってるだろ。
これだけ駄作があった年も珍しいんじゃないでしょうか。というかやっぱ本数作りすぎだって。来期からは独立U系の枠が減るようなのでいい傾向ではあります。とはいえ、玉石混合の原則からいうと、本数が減ると良作も減るんだよな……。
主題歌賞
- Re-sublimity
- 最初、OP絵とのあまりのアンマッチさに笑ってしまった。ボーカルを楽器の一つとするというI'veサウンドのやり方は嫌いではないです。
- innocent starter
- OP絵と曲のマッチでは今回これが一番だったと思います。わしが水樹奈々好きなのをひいても名曲かと。
- センチメンタル
- CooRieサウンドも一曲は入れておきたかった。これはいい曲です。
- sunny side up
- オリジナル曲じゃないとこから引っ張ってきてこれだけピッタリあうのはなかなか。一青窈は前から好きだったんですが、これで完全にファンになりました。
本来はNeko Mimi Modeなんかも入ってきてしかるべきなんですが、いかんせん作品が年を越すので(苦笑)。実は今期、いい曲多いんですよ。他にもあるんだけど、きりがないので。本当はもう一つ「教えてあげる」も入れたい気はするんだが、5つは多すぎるもんね。
主演声優賞
- 中原麻衣
- まあ、この人は出過ぎではあったけど、2004年のアニメを語るのには外せない一人だったと思います。ただ、ダフネのCMうるさい。もうちょっと静かにしてくれ(笑)。
- 斎藤千和
- 月詠、砂ぼうずと年を越すアニメが多いんですが、悪いこころんことアニタ役だけでも賞をあげちゃってもいいでしょう。アイムの最終兵器。
アイドル声優というジャンルがちょっと落ち着いて、より実力派が求められ始めた1年だと思います。これから厳しい時代に突入するんじゃないですかね。
助演声優賞
- 萩原聖人
- いや、けしてイ・ミニョンじゃないですよ?(笑) もちろん白川拓也@雲のむこう、約束の場所です。本職声優じゃないにもかかわらずこの完成度はなかなかでした。
- 松本まりか
- この存在感ある声は貴重です。今後とも是非声優に挑戦していただきたい。六番目の小夜子も頑張って観ます。
助演声優には専業声優じゃない方ばかり入りました。おさえとして存在感のある専業声優が今後求められてるような気がします。ヒロイン、ヒーローばっかりじゃつまんないもんね。
*1:このため、To Heart 〜Remember my memories〜は最終回だけtvk 12/31 2600〜を視聴しています