かしまし〜ガール・ミーツ・ガール〜
まあ、テレビ放送としては最終話なわけですが。DVDで最終回という話ですが、とりあえずまとめたね。お疲れさん。結論はDVDまでとっておくね、もったいないから。事前に13話があると知らないと「なんじゃこりゃあ」だろうけど、今回は分かってたので、まあよし。アカギはすごかったがw あれはどうにかするのかな?
とりあえず技術的な点を褒めると、今期で一番音響関係が神がかっていた。アニメを音で評価するのは間違ってる……かしら。どうかな?
とりあえず
コモリケイさんの視聴感想には同意しておくかな。何が見たかったかというと、やっぱその部分だと思うのよね。もちろん、人によって見方は違うと思うんだけど。Aパートの展開時間でだいたい脚本の中の人のやりたいことは見えて、それで非常に満足しました。あそこがすべてなんだと思うなー。そういう意味では(やす菜にはかわいそうな話ではあるが)Bパート後半以降は蛇足。ただ、この蛇足(この先作られるはずの13話含む)は話を閉じるには必要な蛇足ではある。
シチュエーションを見るのか、ストーリーを追うのか、それとも作画を見るのかで結構見方が変わってくるんだけど、かしましは、シチュエーションを楽しませる作品としてはかなりいい線をいっていたと思いますな。そこを追わない人には、もしかすると厳しいかもしれない。
恋愛シミュレーションの3類型
かなり脱線すると、恋愛シミュレーションゲームの3類型ってのを以前から提案してて:
- 「ゲーム」の類型(ときめきメモリアルを代表とする。あんまりない。ゲームととストーリーが独立してるものはこれに入らない)
- 「小説」の類型(Leafのビジュアルノベルシリーズ、特にToHeart以降を代表とする。最近はみんなこれ)
- 「環境・箱庭」の類型(ほぼ皆無。トゥルーラブストーリーくらい。たぶんキミキスもこれのハズ。風雨来記とかもそうなのかな? 未プレイです)
という感じなんだけど、たとえばアニメ「かしまし」を好きな人は、たぶん「環境・箱庭」の類型であるタイプのゲームは好きなんじゃないかなあと思います。ちょっと理屈づけていえないんだが。逆に「小説」としての類型が好きな人だと、視点によって分かれちゃうのかな。神の視点をもてる人ならいいけど、キャラクターにインサイドする人は、場合によってはかなり辛い。「ゲーム」の類型が好きな人は、そもそも見てないよな、たぶん。
そういう意味でゲーム版って非常に不安で、たぶん「かしまし」という作品を魅力に思った人は絶対不満を持つと思うんだけど、どうなんだろうなあ。まあ、メディアミックスとしては定番なんだろうけど……。だからといって「環境・箱庭」型でどう実装するの、といわれると難しいなあ。そもそも文脈的にインタラクティブ性を求めるのはなじまないかな?
とりあえず投げかけだけしてこの項中断。かしましについては随時考察していきます。