WALKMANからiPhoneに乗り換えできるのか?
なんかこーゆーエントリを見かけたので書いてみた。俺が書く時点でオチが読めると思うのでスルー推奨w
さて
思えばネットワークウォークマン発売前(かもしれない)初代バイオミュージッククリップ以来ずっとソニーのシリコンオーディオ/HDDオーディオを使い続けてきている俺ですが、まあいろいろあって手元にiPhoneがあるわけです。あるんです。ゴメン、弱くて……。前のエントリも読めばいいじゃない! バーカバーカ(えー
というわけで、現在テスト中の環境をさらしてみます。
ウォークマンサイド
- NW-A829
- Bluetooth対応ネットワークウォークマン。16GB。黒。ノイズキャンセル用有線ヘッドホン付属。
- DRC-BT15P
- A2DP対応レシーバー。黒。
- MDR-EX55SL
- カナル型イヤフォン。黒。
- W56T
- 電話機能、ワンセグ視聴機能。一応音楽演奏機能もついてるけどおまけ。
どうみてもソニー病患者です(W54Sじゃないところが多少弱いが)。本当にありがとうございました。
あとソフトウェアとして:
ご参考
まあ勝負にならんのですが、一応環境があるので書いとく:
あとソフトウェアとして:
- Windows Media Player 10
- いわゆる標準の奴。
- 同期センター
- これもいわゆる標準の奴。
ウォークマンサイドのよかった探し
- 音が好み!
- いい、とはいわない。ドンシャリでもええやん、圧縮音源だしとかいっちゃう人なので。でもまあ、ビットレート換算とか抜きでも耳障りはいいですよね。ちなみにうちのライブラリはATRAC3 132kbps(エンコーダはほぼすべての世代にわたる)か、ATRAC3plus 128kbps(エンコーダはだいたい現世代)です。後者は再生できないデバイスを持ってたので少なめ。
- ノイキャンは神
- ただし飛行機乗ってるとき限定。通常は使わないわ。危ないし、なんか圧迫感感じる。機内では超役立ちます。
- ふつーBluetooth
- 正直これを作り上げるために俺の数年間があったといっても過言ではない。auの初代Bluetooth機C413Sのころからずっと待ち焦がれていました。コンパクトな本体ならBluetoothいらんでしょとか言われるけどそんなことはない。電話待ち受けも出来るかというところで決まるんですよ。で、2本長いケーブルをだらだらさせるのはあり得ないので、やっぱりBluetooth。あと、そんなに音の悪さは気になりません。純正の組み合わせだからですかね。
- 今ならまともに使えるSonicStage
- まあ、そりゃこれだけ長く付き合えば「こうしたらダメ」ってツボも理解しているので使えるようにはなりますが、それでも気をつけて使わないと行けないところがずいぶん減った。CONNECT Player出てきたときはどうしてやろうかと思ったが。
- 何でも食べられます
- 実は昔からウォークマンはいろんなファイル形式を食べられたんですよ。OpenMGって殻にくるんでからだけど*1。まあ、後で述べるように俺はコンテナ形式を全く気にしない人なので、コーデックとして食えるならOK。A829はMP3、AAC、WMA、ATRAC系(lossless含む)と、実用で使われるコーデックはOgg系以外全部対応してると思います。
- 生ファイルでもタグ付けお任せ
- SonicStageの一番優れてるところってここだと思うのですよ。すなわち原盤がなくとも音源解析してタグ付けてくれる機能。前述の通りうちは原盤一通り取ってあるんだけど、取り出すのがうざいので、かなり古い音源(90年代以前)に関してはMP3でネットワークストレージにぶっこんであります。で、それを必要に応じて吸い出すんですが、SSCPは結構いい確率で解析してタグ付けしてくれるのですな。
ウォークマンサイドのダメなとこ探し
- 未だに対応されないPodcast
- もうPSPすら対応してだいぶ経つというのに未だに対応しやがらねえ。何を意固地になってるのかなあ。ちなみにVideo Podcastに関してはImage Conveter 3とかMedia Manager for WALKMANとかで対応しています。いや、そこはあんまりいらないから。
- 自力では何にも出来ません
- まあ、シリコンオーディオに何を求めてるんだって話ではありますが。PC必須なのはiPhone/iPodも変わらないんですが(アクティベーションできないし)、普段使いでもやっぱりPCは欠かせないなあと。一応録音クレードルとか録画クレードルとかあるし、ネットジュークとかいうソリューションもあるんですが、やっぱり自力ではないからね。ちなみにPS3と組み合わせるという裏技もあったりします。あんまり知られてないけどね。
iPhoneのよかった探し
- 元祖Podcast対応
- PodcastのPodは何由来だって話ですよ。Sync to Goな簡便さはさすがだニャー。
- プレイリストの頑張れ方が異常
- SonicStageも相当頑張っているんですが、iTunesのほうが一枚上手かなー。そして本体でプレイリスト作ってPCに戻せる機能(On-The-Go)は今までずっと欲しかったのです。
- iTunes Wi-Fi Store
- 自力で曲が買えます!(Wi-Fi圏内時) これは画期的です。買えるだけで買いたい曲がなければあんまり意味がありませんが、幸いにも今のiTSは買いたい曲が結構あります。アップル頑張ったね。よくやった。
- ステキ雰囲気
- まー雰囲気重要ですよ。ソフィスティケート的なアレ。
- 電話機能一体型
- そして音楽プレイヤーとして見るとダメダメなLISMOさんと比べるとかなり頑張っている。基本的に単品で済むところは高く評価したいです。
iPhoneのダメなとこ探し
- Bluetooth対応にもかかわらずA2DP非対応
- なんでやねん……。そこだけBluetooth対応というのがわからん。というかありえん。いじってみて多少「なんでそーなのか」は分かった気がしたけど、そこは理屈ではないので。
- マイク付きヘッドフォンを選ぶ件
- で、ワイヤードでつなぐかーというところで、確かに3.5φの普通のヘッドフォンもささるんですが、それだとマイクが使えない。マイク付きを選ぼうにも現状あんまり選択肢がなくてニャー。やむを得ずゼンハイザー博士を頼ってるんですが、できればEX55SLがいい。フィット感的に。このへんはiPhone自身がA2DP対応してくれればだいたい解決しそうではありますが。
- 音が好きくない
- たぶんこれは補正とかなしで圧縮音源の音をストレートに出力装置に出しているのだろう。低ビットレートでもDSEEとかの音に慣れてしまうと、ちょっとイケてない感じです。OTTAVAのPodcast聞いてるとあんまり気にならないので、iPod/iPhone向けに最適化したエンコード手法というのもあるのかもしれませんな。まあでも、iTunesのAACエンコーダーはいけてないのは確か。
- 食わず嫌いが多少あります
- MP3かAACのみ。たまーにコーデックとしてWMAに対応して欲しいときがあるので(音源がネットラジオ系のソレだったりする場合)。実際運用するときはそんなに問題にはならないと思うんだけどニャー。
- iTunesはない(Windows環境限定)
- まあ前からアップルのWindowsソフトは全般的に「ない」と言い続けてたんですが、やっぱりないねーこれは。Windowsネイティブで書き直す気は全くないんだろうなあ。わからんではないけど、これだけ使われてるソフトなんだからもうちょっと手をかけてもいいと思うんですよ。MicrosoftなんかOffice for Mac部隊が超頑張ってるというのに。裏を返せば、生活環境がMacなら全く問題はないんだと思います。この辺は生活様式とかそういう世界の話だから、理解されない人にはなかなか理解されづらいとは思うけども。
ご参考さんについて
A2DPは対応、コーデックはMP3/WMAで、ソフト的に頑張ればAACとかOggもいけるはず。管理ソフトはWMP10なのでいろいろ微妙なところではあります。まあ、ライブストリームのネットラジオ聞くにはいい環境かなーとは思います。ダメな点は書ききれない……w