FreshReaderレビュー

さて、延期していたFreshReaderのレビューを書くとします。まず、お題が

○○な RSSリーダーFreshReader

ということなんですが、うーん、なんだろうねえ。結局これを考えるのにだいぶ時間がかかった。結局、こんな感じかな?

手元で使えるRSSリーダー、FreshReader

基本機能

比較する先は、基本的にbloglinesとかFEEDBRINGERLivedoor Readerとかになるのかな。あ、ちなみにはてなRSSとかGoogle Readerとかは論外。

まず、購読する手間は、他とあんまり変わらない。フィードがないサイトは自動的にMyRSS.jp経由で購読することになるんだけど、この機能はあんまり使わないかなあ。そういうところははてなアンテナなりなつみかんなりで巡回させちゃうし。ただ、全文掲載してくれるフィードが増えたので、RSSで読みやすくなっていることは確か。だんだんアンテナというソリューションはなくせる気がしてきました。

で、一番重要な「読む」こと。これはbloglinesが今でも最強だなあと思ってるんですよ。フィードを開けた後、それを「読まなかったこと」にするのが一発でできる。この機能ってFEEDBRINGERにもLivedoor Readerにもないんだよね。当然FreshReaderにもない。で、これを除けばだいたい横並びかなあと。bloglinesはメルマガをfeedとして購読できるという大きなメリットもあるわけですが、まあGmailがある今となってはそれでいいかな、みたいな。

フィードの管理関係は、まあこんなもんじゃないでしょうか。一つ残念なのは、フィードのタイトルを自分で変更できないこと。たとえばtechnorati.jpのウォッチリストって、フィードタイトルが超てきとうに出力されるんですよ。これをリネームしたいなーと思ってもできない。ただ、これって他でもできないことが多いけど。

独自機能

気になるキーワードを一括抽出、ですが、使いどころが超難しい……。メジャーなキーワード(例えば「ワンセグ」とか)だと超ひっかかりまくるし、かといってマイナーなキーワード(例えば「ISDB-T」とか)だと検出結果が微妙になる。これは、どういうふうに使うといいのかなあ……?

結局目玉は

自鯖に設置できるという点に尽きるのではないかと。他のフィードリーダーは人気が集中するとダウンしたり不安定になったりしてむかつくわけですよ。一方、自鯖であればこれはもう全部自己責任。管理という点では比較的楽であります。ただ、これはデメリットもあって、クローラーがおのおので走ることになるので、対サイト向けの負荷が上がる(とくに超人気フィードについて)よなあ、とか。最近はみんなあんまり気にしてないのかな? 配信者側でFEEDBURNERとか使ったりもするだろうし。

p2とかIRCプロクシ、ひとりWikiとかを自鯖に設置している関係で、やっぱり最大のメリットは「手元で動く」ことだったりします。そういう環境にある人はもうこれ1択じゃないですかねえ。

おまけ:ケータイ対応はもうちょっとがんばれ

制作者がケータイで使い込んでないような気がします。いろいろ改良すべき点がある。まずは認証。ケータイでログイン時毎回IDとパスワードを打ち込ませるのは、実はあんまりセキュアじゃないです。各キャリアの端末が出す端末識別番号(いや、でないのもあるけどさ)やCookieを使ってセッション管理すべきです。もうひとつは、リンク先がケータイ非対応だった場合の処理。例えばはてなTypePadみたいなモブログ対応のサイトは、そのまま飛んでいっても普通に見えるんですが、新聞社サイトみたいなのは当然携帯電話では見られない。で、そういうところはたいてい全文配信もしてないわけです。で、世の中には通勤ブラウザみたいな便利なものがいくらでもあるので、ワンクッション置いてそういうリンクでも飛べるようにする(これは実際にリアルリンクへ飛べるよう選択肢があるべき)といいでしょう。具体的にはユビキタスp2あたりの実装を参考にするといいと思います。