2007年アニメの総括

今年もこれをやっとかないとね。ルールはいつもと同様:

  • 2007年1月1日〜12月31日までに終了を迎えたテレビアニメ、特撮ドラマ
  • 再放送、OVA先行放送は含まない
  • 2007年1月1日〜12月31日までに初ロードショーされた劇場アニメ、特撮ドラマ
  • 2007年1月1日〜12月31日までに発売されたOVA
  • いずれもサンライズ作品は無条件落選*1

今回もPowered by しょぼいカレンダーです。id:gaeさんに感謝。

優秀賞

Kanon(京アニ版) ([http
//cal.syoboi.jp/tid/910:title=しょぼカルで見る]):京アニの努力と根気に負けた。ハルヒもそうだけど、カメラワークとかの演出面を実写ドラマと同列で語れるという時点で飛び抜けています。
DEATH NOTE ([http
//cal.syoboi.jp/tid/945:title=しょぼカルで見る]):マッドハウスはもっと評価されていいはずなんですが、あんまり話題として上がらないよね。パスティーシュという点では京アニよりすごいと思います。
ひだまりスケッチ ([http
//cal.syoboi.jp/tid/982:title=しょぼカルで見る]):コメントしづらい。ともかく良作。もういろんなところがいい。びっくりした。京アニ作品と好対照で、これは「アニメでしかできない表現」を突き詰めてると思いますな。
らき☆すた ([http
//cal.syoboi.jp/tid/1102:title=しょぼカルで見る]):多少やんちゃがすぎるところも含めて面白かったとは言えると思います。ただ、元々のマンガも好きだったので、ここまで盛り上がると逆に冷静になってしまう(笑)。まあ、そういう作品なんだけどね。
sola ([http
//cal.syoboi.jp/tid/1129:title=しょぼカルで見る]):どっかのランキング1位になったとか関係なく良作だったと思うよ。オチは秀逸だし、そもそも原作なしアニメだし。
ぽてまよ ([http
//cal.syoboi.jp/tid/1111:title=しょぼカルで見る]):文句付けようがなく満点。久々のよいギャグマンガ。ただ、表現が多少過激なので人は選ぶ気がしますね。そういう意味では深夜アニメにぴったりだったかと。
さよなら絶望先生 ([http
//cal.syoboi.jp/tid/1191:title=しょぼカルで見る]):これをシャフトがアニメ化なんて、作者も含めみんなガチすぎると思っただろう。でもそれが最高に上手く回った。2期も期待。
スケッチブック 〜full color'S〜 ([http
//cal.syoboi.jp/tid/1231:title=しょぼカルで見る]):今年の超大穴。まさかこんなに面白く見られるアニメになるとは。ともかくすごく丁寧な作り。ロケしてきた画の使い方とか、BGMとか、芝居の緩急とか、全部うまくできすぎ。きれいに収まったけどあえて2期を希望します。
みなみけ ([http
//cal.syoboi.jp/tid/1249:title=しょぼカルで見る]):期待するなと言われたので期待しないでみたらこれもよかった。「おかわり」は、頭をリセットして見る必要があるだろうなー。

ここに上がってない作品でも良作はいっぱいありましたな。ただ、とっても全部は見てられないというのが本音です。優秀賞に挙げたのは、基本的に通しでばっちり見て評価が定まったもののみと思ってくださいませ。

特別賞

すもももももも〜地上最強のヨメ〜 ([http
//cal.syoboi.jp/tid/960:title=しょぼカルで見る]):かぎりなく優秀賞に近い。が、時間が深すぎた。編成に関しても考慮して欲しいということで特別賞です。
School Days ([http
//cal.syoboi.jp/tid/1187:title=しょぼカルで見る]):超問題作。ただ、元がそういう作品だからこれは正しいアニメ化だったと思います。そもそも放送して良かったのかというのは別問題としましょう。スタッフはえらい。
電脳コイル ([http
//cal.syoboi.jp/tid/1028:title=しょぼカルで見る]):普通ならこれが大賞だと思うんですが! あの時間なのでちゃんと見れなかったんだ! というわけで再放送で追っかけています。

たまねぎ賞

銀河鉄道物語〜永遠への分岐点〜 ([http
//cal.syoboi.jp/tid/1030:title=しょぼカルで見る]):パチンコマネーがつきるとこうなってしまうという悪い例。あんなに前作はうまく出来てたのに、なんでこうなるのか……。
神曲奏界ポリフォニカ ([http
//cal.syoboi.jp/tid/1117:title=しょぼカルで見る]):面白くなかったのもそうだけど、撮影時点でおかしいというのは放送時に指摘していました。途中で直ったけど。
魔法少女リリカルなのはStrikerS ([http
//cal.syoboi.jp/tid/1029:title=しょぼカルで見る]):今年最大の期待はずれ。役者はよかった! 演出もなのはだと思えばこんなもんだ! 13話に圧縮するか、腹くくってもっと長く続けるべきだった。シリーズ構成の失敗例として語り継ぎたいとも思います。ホントはやめときゃよかったんだろうなあ……。
D.C.II〜ダ・カーポII〜 ([http
//cal.syoboi.jp/tid/1236:title=しょぼカルで見る]):おい終わってねえぞ! これは「金返せ」って言っても許されるレベルだと思います。金払ってないけど。オチ以外には期待してなかったのでひどい目にあった。くそー。

選外

今回は本当はたまねぎ賞に突っ込みたいが、そこまでちゃんと見てないので保留した分も出しておきます。

REIDEEN ([http
//cal.syoboi.jp/tid/1071:title=しょぼカルで見る]):やりたいことは分かるが、見た目が致命的にダメな巨大ロボット。理屈はわかるんだよ理屈は。でもなあ……。
RGBアドベンチャー ([http
//cal.syoboi.jp/tid/1073:title=しょぼカルで見る]):BS-iのアニメ枠をひとつつぶした責任は非常に重大。ただ、それは誰が悪かったのかが分からないので選外に。

主題歌賞

Wheel of fortune (Saint Octobar OP)
ぐるぐる回る度では飛び抜けてました。こういうベタな歌のほうがかえって心地よかったりするんだよねー。
芽生えドライブ (ひだまりスケッチED)
ちょっと言葉にならないほど美しいメロディライン。歌詞の世界観もEDのアニメとよくマッチしてました。
片道きゃっちぼーる (ぽてまよ OP)
MOSAIC.WAVはすごすぎるね。いや、前からすごいと思ってたけど。曲もキャッチーだし、歌詞もすごくいい。
人として軸がぶれている (さよなら絶望先生 OP)
オーケンというか特撮というか。企画の時点で勝利じゃないですか。それで曲もいいんだからあざといといわれても評価せざるを得ないよね。
風さがし (スケッチブック 〜full color'S〜OP)
期待の新人。アニソンだけでなく、もうちょっと広い意味で。EDの魔法のイントロもすごいけど、期待を込めてOPのほうを選びました。

主演声優賞

花澤香菜
上手いか、って言われるとちょっと言葉につまるが、こんな人が他にいるかっていったら、ちょっと他にいないよね。しかもぽてまよとスケブ、2つの全く違う主役をバッチリこなした。主演声優賞あげるなら今年はこの人しかいないね。うんうん。

助演声優賞

水橋かおり
今さらではあるんですが、ともかくなのはStSチームの役者さんの誰かにあげたかったんだよ。あんなに頑張ってたんだし。で、その中だったらとなると、千和か水橋なんだけど、千和は一応主役級の兼役だったしね。あと、宮子はもうこの人しかいないというくらい見事にハマっていました。

大賞

ひだまりスケッチ ([http
//cal.syoboi.jp/tid/982:title=しょぼカルで見る]):正直、スケブとどっちかで相当悩んだ。正直両者にあげたいくらいではあります。全体的な完成度ではもしかするとスケブのが上かもしれない。でも勢いはこっちのほうがあった気がするんです。そこら辺のちょっとした差です。

正直、大賞候補は今回いくらでもあったという豊作の年だった気がしています。ぽてまよも捨てがたいし、オリジナルアニメという観点ではsolaってかなり評価できる作品ではあります。でもまあ上記の2作品が飛び抜けてたのは確かかと思います。

*1:久々なのでこれの理由を書いておくと、彼らはWeb上の二次創作に対して非常に厳しい態度をとり続けているから。感想だってある意味二次創作になるよね。だからわしは彼らのルールに則って、サンライズ作品の感想は一切Webに載せません。